【農家さんインタビュー】家庭菜園歴25年!楽しみながら挑戦を続ける「ジョーの家庭菜園チャンネル」の魅力
- daikihirayama3z
- 7月24日
- 読了時間: 4分
今回は、静岡県湖西市でイチゴやナス、トマト、スイカ、つるなしインゲンなど多彩な作物を栽培し、YouTubeチャンネルでも家庭菜園のコツや面白い挑戦を発信している「ジョーの家庭菜園チャンネル」を運営するジョーさん、りえさんご夫婦にお話を伺いました。
12年前からアウトドアを中心にYouTubeを開始し、5年前に家庭菜園のチャンネルとして独立させたジョーさん。家庭菜園初心者からベテランまで、多くの視聴者が楽しみにしているその人気の秘密や、25年にわたり家庭菜園を楽しみ続けている理由を深掘りしていきます!
──まず、家庭菜園を始めたきっかけを教えてください。
ジョーさん:祖母がイチゴ農家をやっていた影響で、自然と植物や野菜に親しむようになりました。本格的に家庭菜園を始めて、もう25年になりますね。
──ナスやトマト、さつまいもなどの野菜や夏みかんなどの果樹まで、幅広く作物を栽培されていますが、一番面白い作物は何でしょう?

ジョーさん:それはやっぱりイチゴですね。他の作物と比べてイチゴはとにかく難しいです。でも、難しいからこそ挑戦したくなるんです。初心者だと病気で全滅することもあるくらい難しいですが、その分、成功した時の達成感は格別ですよ。

──特にイチゴの栽培で苦労されたことはありますか?
ジョーさん:昨年は苗作りの段階で炭疽病が発生して、苗が全滅してしまったことがありました。本当に怖い病気で、一気に広がってしまうんです。今年は寒冷紗を活用することで、上手く育ってくれています。
──イチゴの栽培方法で工夫されていることを教えてください。
ジョー:冬の間も収穫できるようにトンネル栽培をしているのですが、冬場の低温で花芽が凍ってしまう問題がありました。知り合いのイチゴ農家さんからは「トンネル栽培で冬の連続収穫は難しい」と言われていたのですが、それを聞いたら逆に「やってやろう!」と思いまして(笑)。

そこで、自作の加温ヒーターを設置しました。塩ビ管を畝にまたがせて設置し、家庭用ヒーターで温めた空気を送り込む仕組みを作りました。自動で夜間の気温を5℃に保つよう工夫し、200株のイチゴの連続収穫に成功しました。
──素晴らしいアイデアですね!そのように続けられる秘訣は何でしょう?

ジョーさん:一番大切なのは、作物が育つ過程そのものを楽しむことだと思います。スーパーで買った方が早くて安いけど、自分で育てる楽しさには代えられません。また、家庭菜園だからこそ、プロの農家さんには難しい新しい挑戦ができるのも魅力です。
──YouTubeチャンネルも人気ですね。始めた経緯は?
ジョーさん:元々アウトドアが好きで、12年前から、記録として釣りやマラソンなど自分の趣味を撮影してYouTubeにあげていたんです。
家庭菜園の様子も「ジョーのアウトドアチャンネル」にあげていたんですが、見てくれる方の層も違っていたのでサブチャンネルとしてジョーの家庭菜園チャンネルをスタートしました。今は妻のりえが編集を担当してくれています。夫婦で一緒に楽しみながら続けていますね。
──最後に、今シーズンの新しい挑戦を教えてください。
ジョーさん:イチゴの花芽分化を家庭菜園レベルで促進する実験をしています。
苗を夕方に自宅に入れて、遮光カーテンとエアコンで低温・短日処理を行う予定です。難しいですが、この挑戦もYouTubeで配信するつもりです。ぜひ楽しみにしていてください!

ジョーさん、りえさん、ありがとうございました!家庭菜園を楽しみながら新しい挑戦を続ける姿勢に、多くの方が励まされると思います。
ぜひ「ジョーの家庭菜園チャンネル」をチェックして、皆さんも一緒に家庭菜園を楽しんでみてはいかがでしょうか?